低身長のバイクパッキングの話
お久しぶりです。
今回は珍しくパッキングの話です。
2,3年前に、低身長女性がバイクパッキングでキャンプツーリング装備をしてみた!!みたいな内容の記事を読んだのですが、デイキャンプがメインで峠は攻めない優雅なツーリングで参考にならなかっただったので、私がオリジナルで編み出したバイク&ハイクで軽登山くらいまでなら行けるバイクパッキング方法について書こうと思います。
自転車について
RIDLEY Liz2015 XXSサイズに乗っています。ダボ穴がないのでキャリアがつきません。身長は152cmでサドル下のクリアランスは写真を参考にしてください。20cmはなかった気がします。
ジオメトリーは多分これ↓
ぎりぎり行けるツーリング
お盆の9月の北海道ツーリング+日帰り登山まで(トータル1週間くらい)
持ち物〜服装編〜
・Tシャツ、下着類、ハーフパンツ、タイツ(2,3セット)
・ジオライン(薄手の長袖インナー)
・アームカバー
・ダウンジャケット
・ポケッタブルタオル
・レイン上下
サイズ感はこんな感じ、画像はガッツリ登山の時の持ち物ですが…。ザックは40Lのものなので大きさ比較してください。
1週間のツーリングで洗濯したりしなかったりします。お風呂に入れないこともあるので、入った時に服を着替えるようにしています。あらかじめお風呂に入れないことがわかっているなら、下着にライナーをつけておくと無限に同じものを履き続けられるし、お花摘み終わった後も吸わせればいいのですぐ撤収できておすすめです。
服装に特にこだわりはありませんが、化繊でなるべくコンパクトに畳める薄手のものにしています。Tシャツはモンベル が着心地がよくて薄手でお気に入りです。
防寒具はレインウェアとダウンジャケットです。ジオラインは寝るときから翌朝行動開始するまで着て、行動中で肌寒いときはアームカバーをするようにしています。靴はサロモンのトレランシューズを履いています。かわいいね。
持ち物〜ギア編〜
・テント(Amazonの2000円くらいのやつ)
・ マット(ISUKA コンフィライト165)
・ヘッドライト
・バーナー&シェラカップ
ツーリングの時のテントはカスみたいなテントを使います。屋根のあるところを探すのと、しっかり雨が降ったら快活に泊まるので最軽量で視線避けの機能さえあれば問題ないと考えています。
私はこのテントをふんどしテントと呼んでいて、理由はフライがふんどしのサイズくらいしかないからです。迷彩柄の、天井付近についている布がフライです。トップチューブに巻き付けられるくらい簡易なものになってます。マリンスポーツ用らしい。
ちなみにこのテント、YouTuberが「Amazonで買った激安のテントを使用したらほぼ野宿だったww」みたいな動画に登場してました。私が今まで宿泊だと思っていたのは野宿だったんですか?
シュラフは下限2℃のものです、ダウンシュラフなのでかなりコンパクトになります。最低気温が6℃くらいまでなら上記のウェアを全て着込めば起きることなく眠れます。エアマットはウレタンが入っている165cmを使っています。
パッキング方法
こんな感じ
レイン、スマホ、財布、バッテリー類のすぐ取り出したいものはモンベルのフロントバックの中。
細々したギアはポケッタブルザックに入れて背負います。なるべく硬いものは背中から離すように入れています、ガス缶とかずっと背中に当たってると痛いので。
シュラフ、マットはドライバックに入れてサドル下にゴムバンドを2本使ってサドルのレールにくくりつけます。
ゴムバンドはStrapGearの12インチのものを使っています。ちょっと高いけど固定力は試したものの中で過去最強。
もろちん、持っていくギア類はツーリングのスタイルによって増やしたり減らしたりするので、毎回同じパッキングではありませんが、大体これが現状の完成形だと思っています。
長期縦走をしないならシュラフの下限温度を上げてサイズダウンすることができるので、クリアランスが足りない人でもなんとかなるかもしれません。ISUKAならエア180くらいでもいいかもしれません。
番外編〜試してダメだったもの〜
・登山靴を持っていく→サンダルを履きたすぎて別で持って行きましたが荷物にしかなりませんでした。雨降ると終わりだし、水抜けのいいゴアなしのトレランシューズがベスト。
・シュラフの軽量化 (ライナーで寝る)→8月の酸ヶ湯温泉で持ってる衣類全部体に巻いても1時間おきに起きました、まるでダメ
・コッヘル→意外と重たくて嵩張る。ソロ用で米を炊く必要がないなら、シェラカップがベスト。ガス缶も250で十分。
・荷縄でドライバックをパッキング→ゆるくなったり、ちょうどいいところで固定されなかったり、巻きつけるのがめんどくさくなってやめました。
余談
正直なところ、ギア類には結構お金かけました。お盆の東北ツーリングでは夜寒くて眠れず、朝に日が登ってから少し寝る+お風呂後に即仮眠がルーティンになっていたのですが、まじで本当に精神的にキツいし、確実に寿命が縮まっているのを感じたのでシュラフだけにはお金かけた方がいいと思ってます。
バイクパッキング始めたてのころは持ち物が多かったのですが、課金によってかなりサイズと量を減らすことができました。機動力に全振りしていて快適さはあまり求めていないため、人権も多少削れているところがあるので快適にツーリングしたい人は参考にしないでください笑
初期のバイクパッキング装備はあまりにも危険要素が多いので二度とやりたくないです。
輪行袋はエンド金具を使う必要のないモンベルのコンパクトリンコウバックを使っています。エンド金具が必要な輪行袋だと、サドルも設置面になるのでパッキングをしていると自立しなくなります。いちいち外すのが面倒なので、基本的にモンベルに落ち着きました。掛け布団にもなるよ。
残雪期登山のときは荷物が多くなってしまうので、増えた分は背負います。おしりと腰に来るので、これもあんまりやりたくないです。焚き火台とホットサンドメーカーも入ってます。いらないでしょ。気合を入れればキャンプもできるくらいの荷物を持っていけるっていうことですね。
おまけ〜ドライバックについて〜
3社のメーカーのドライバックを試したことがありますが、シュラフ+マットがシンデレラフィットするのはキャラバンの15Lのドライバック。マチの広さと形がぴったり。タイヤからのクリアランスが2cmくらいで、擦らない本当にギリギリを攻めてます。
キャラバンのドライバック↓
1泊2日とか荷物少なめならグラナイトギアの13L。スリムだから絶対に擦れないという安心感。シュラフ、マットの両方は入らないのでマットと衣類だけ入れたりする。
グラナイトギアのドライバック↓
モンベルのドライバック(アクアペル)の15L
生地は圧倒的に丈夫だけど、マチが円に近いのでたるんで私のバイクパッキング向けではないかなあ。しかも20Lくらいありそうなくらいでかい。長期縦走のときに濡らしたくないもの全部詰め込めました。
モンベル のドライバック↓
以上が、私のバイクパッキングの最適解の紹介でした。最終目標は背負うものをほぼ0にすることです。次はエアマットをもう少しコンパクトなものにしたいのと、フレームバックを試してみたいです。